
料理に和洋中などの多くの種類があるように、オステオパシーにも多くの種類が存在します。
それは、どういった切り口でオステオパシーを見るかによっても異なります。
間接法と直接法、メカニカルとファンクショナルなどなど。
テクニックで切り分けても同様に、筋膜リリース、マッスルエナジーテクニック、内臓マニュピレーション…。
ここではモダン、クラシカル、トラディショナル(伝統的)という切り口で見ていきます。
私見も多分に含まれているため、「それは違うだろ!」って思われた方が居られましたら、優しく優しくご指摘願いますm(__)m
モダンオステオパシー
おそらく「オステオパシー」を看板に挙げられている整体院の多くが、このモダンオステオパシーかと思います。解剖学的な位置異常や動きの悪さを正していき、身体の生理機能を正常化していく印象です。
下記のクラシカルオステオパシーを実践されている術者が、クラシカル以外のオステオパシーをこのように呼ばれます。
なのでオステオパシーをされている方に、「モダンをされていますか?」なんて聞き方をしても、「モダンってなんですか?」なんて言われたりします。
クラシカルオステオパシー
別名「英国式オステオパシー」ともいいます。生理学と力学をベースにしたルーティンワークで、とても穏やかな技法です。
ぼくも以前は日本クラシカルオステオパシー協会に所属し、学ばせていただいておりました。
本場イギリスはじめ多くの国では、整形疾患だけでなく、内臓疾患や呼吸器疾患などの患者さんに対して用いられ、沢山の方が救われていると聞いています。
そんなに素晴らしい技法ですが、世界的に少数派で、もちろん日本でもとてもレアです。
当院では、初回の評価や初期の介入で実施することがあります。
伝統的オステオパシー
そしてクラシカルオステオパシーよりさらに少数派なのが、当院こだわりの伝統的オステオパシーです。
こちらは創始者であるA.T.Still博士が行っていた手法を、その高弟の先生方が受け継ぎ、手から手へと伝えられてきたものです。
ほかのオステオパシーと決定的に違うのは、「力」を扱うことが主体であることだと考えています。
通常の整体などは、例えば腰椎の一部が位置異常を以上を起こしてしていたら、もとの位置に戻るように直接腰椎にアプローチします。
これが伝統的オステオパシーでは、その腰椎の位置異常を起こしている根っこの力を処理することで、自然と腰椎がもとの位置へ戻るようにします。
結果として同じように腰椎がもとの位置へと戻ったとしても、位置異常を起こしている根っこの部分の力を処理した方がよさそうな気がしないでしょうか?
これに関しては、ぼくの考えるオステオパシーを読んでいただけると、少し理解していただけるかと思います。
ぼくがこのやり方が好きなのは、施術をしていて患者さんと深くつながることができ、その人を芯から癒すことができるからです。
他の手法もそれぞれに素晴らしいところがあり、学ぶたびに感動していましたが、ぼく個人としてはこの伝統的な手法が一番感銘を受けすぐに虜になりました。
まだ巷ではオステオパシー自体がマイナーな部類に入り、なにをしているのか分からないと言われることが多いです。お悩みに苦しまれている方が、この素晴らしいオステオパシーの世界に早く触れていただきたいと思っています。